【看護師転職】病院以外で活躍できる場所は？メリット・デメリットも解説

病院以外の転職で気を付けるポイント

看護師として病院以外の職場に転職する際、成功するためにはいくつか注意するポイントがあります。ここでは、病院以外の転職において重要なことを詳しく説明します。

病院以外の求人は選考倍率が高い

多くの看護師が病院で勤務することが多いですが、病院以外の求人は選考倍率が高いことがあります。

一般企業や教育機関、保育園など、看護師の募集自体少ない傾向にあるからですね。

病院以外の職場では、さまざまなスキルや専門知識が求められます。そのため、転職する際には自己PRやスキルを強調し、競争に勝つ準備をしっかりとおこなう必要があります。

給料の増減について

病院以外の職場での給料については、病院勤務と比較して増減があることを理解しておきましょう。

一般的に、病院以外の職場では給料が下がる可能性がありますが、その幅は個人や職場によって異なります。

給料面を事前に確認し、自分の生活費やキャリアプランに合致するかどうか検討しましょう。

求人情報を探すのが難しい

病院以外の求人情報を見つける際、一般的には転職サイトや求人情報サイトを利用することが多いですが、情報を見極めたり希望の求人を見つけるためのスキルが求められます。

転職サイトの活用や、専門的な転職エージェントの支援を受けることで効率よく求人情報を探すことができ、スムーズな転職活動を進めることができます。

専門知識の必要性

新たな職場での仕事には、専門知識やスキルが必要な場合があります。そのため、学びや研修に費やす時間が必要になることを念頭に置いておきましょう。

例えば訪問看護や福祉施設での看護は、病院看護とは異なるアプローチや知識が必要です。

病院での経験や知識が活かせることは多いにありますので、新しいことを学びながら自信を持って臨むと良いですね。

病院以外で看護師が活躍できる職場

1. クリニック・診療所

医療の現場でありながら、基本的に夜勤がないのが特徴。主な業務な医師の診療補助になります。その他採血・注射・医療器具の消毒・在庫管理など。診療科により、病院で経験した分野を活かせるケースは多いでしょう。

2. 健診センター

健康診断や検診を行うセンターでの看護業務です。正確な健康情報を提供し、予防医療に貢献できます。定期的な健診を通じて、患者の健康状態をモニタリングし、早期発見に貢献します。

3. 保育園・幼稚園

子供たちの健康管理を担当する仕事で、明るく元気な環境での勤務が特徴です。子供たちの成長をサポートし、健康面でのアドバイスを提供します。

4. 美容クリニック

美容に関連する医療処置を行うクリニックでの看護業務です。美容に興味がある方に向いており、美容治療のプロセスに関与します。患者の美しさと自信を高めるお手伝いをするやりがいがあります。

5. 一般企業の産業看護師

一般企業で働く産業看護師は、社員の健康管理や応急処置を担当。医務室や健康管理室で働くことになります。

職場内での安全や健康促進活動を行い、労働環境を向上させます。企業としての健康管理をサポートする重要なポジション。

6.高齢者施設

高齢者施設では、要介護者や認知症患者のケアが行われます。看護師は、施設内で入居者の健康管理、薬物管理、日常生活のサポートを行います。

7.訪問入浴

訪問入浴は、高齢者や障害者に対し在宅で入浴ケアを提供します。看護師は健康状態を確認、安全な入浴ができるようサポート。また、訪問時に皮膚の処置や家族の相談に乗ることもあります。

8.訪問看護

訪問看護は在宅での看護を提供する仕事です。利用者との信頼関係を築く重要性があり、コミュニケーションスキルが求められます。日常生活に密接に関与し、その生活の質を向上させるやりがいがあります。

9.その他

• テーマパークの医務室
• イベント・ツアーナース
• 自衛隊における看護
• 刑務所や拘置所での看護
• 医療機器のコールセンター
• 教育機関
• 製薬会社
• 献血ルーム
• 治験

病院・医療の現場以外にも看護師の仕事はたくさんあります。

病院以外で働くメリット

ワークライフバランスの向上

病院以外では、日勤のみの職場や週末休みが取りやすい場所など、働き方に多様性があります。これにより、ワークライフバランスを取りやすく、プライベートの時間を大切にできるでしょう。

新たなスキルの習得

異なる職場での経験を通じて、新たなスキルや知識を習得できます。例えば、訪問看護では利用者の自宅でのケアが必要となり、在宅療養支援の専門家として成長できます。

専門性を活かしたキャリアアップ

特定の分野への専門化が可能です。例えば、心臓疾患に特化したクリニックでは、心臓専門の看護師としてスキルを高められます。

新たな専門分野への挑戦

例えば、美容クリニックでの看護は、美容治療や皮膚ケアの知識を活かすチャンスです。

病院以外で働くデメリット

病院での経験が活かせない

医療行為をする機会が少なくなるため、今までの経験や技術を活かすことができない場合があります。そして病院以外の分野の、新たな領域の専門知識を学ぶ必要があります。

例えば、企業で看護師として働く場合にはデータ入力などパソコンスキルも求められるでしょう。

看護業務以外のスキルが必要なケースも

病院以外の職場では、臨床スキルだけでなく、コミュニケーション能力、教育スキル、マネジメント能力など、さまざまなスキルが求められます。

例えば、保育園では保育士さんのお手伝いや保護者の対応も必要になります。

転職のハードルが高い

病院から病院以外の職場への転職は、履歴書や面接で自分の得意とすることや転職への思いを説明し、採用担当者を納得させる必要があります。病院でしか経験がない場合、転職のハードルが高いことがあります。